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紋切というお仕事 |
折り紙を切ってその形を楽しむ遊びも確かに紋切といいますが、 私達の業界では織物を織るために必要な情報を指示する板紙をつくることをいいます。 デザインやイメージを織物やレースとして実現するためには必要不可欠なお仕事です!
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桐生といえば織物の産地 |
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西の西陣、東の桐生といわれ、昭和52年(1977年)10月14日、 「桐生織」は伝統的工芸品産業に関する法律に基づいて 通商産業大臣(当時)より、伝統的工芸品に指定されました。
その中で私達の仕事は、デザインより意匠図を作成し、 紋紙と呼ばれる短冊状につながった紙に織物を 製織するために必要な様々な情報を記録することです。 |
「想像」を「現実」に変えるお仕事 |
デザインから意匠図に書き込むことを増絵といい、 その方眼の目に合わせてはつり作業を行い 意匠を完成させます。
そして、ひ運動情報(メートル)、織組織情報など 製織に必要な指図書を作成しその情報を紋紙に 記録していきます。 紋紙は、意匠図の方眼1目ごとに穴をあけて情報を 記録し、ヨコ糸1本対して1枚の紋紙が、必要となります。 (物によっては何万枚?) |
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昔は、ピアノマシンと呼ばれる紋彫機で、人が足で踏板を押し両手の指で 12個のボタンを操りながら穴をあけていました。
現在では専用のデザインソフトで意匠を作成し、必要な情報をパラメータに入力して、 フロッピーから紋紙パンチできるようになっています。また、紋紙に変わりフロッピーから 直接、織機に情報を伝えるものも、主流になってきております。 そして、その紋紙からの情報によって、「想像」から「現実」に、織物が織り上がるのです! |
創業90年。伝統工芸士による確かな仕事 |
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大正2年に祖父が周東紋切所を創立。
おかげさまで今年90年目を迎えることができました。 |
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